新年明けましておめでとうございます。昨年は、ロシアのウクライナへの軍事侵攻、物価高や円安といったニュースが社会に影を落とす一方、MLBエンゼルスの大谷翔平選手の活躍やW杯日本代表のドイツ、スペイン撃破などの心躍る話題も多くあったように感じていますが、皆様はどのような1年を過ごされましたでしょうか。
私にとっての大きな出来事は、公益財団法人古山奨学財団の設立があげられます。当奨学財団は、学業、人物ともに優秀でありながら、経済的理由により就学困難な愛知県内の大学に在学する大学院生に対して奨学援助を行い、もって社会に貢献する人材育成に寄与することを目的とした財団で、2022年6月、愛知県知事より公益法人の認定を受けたものです。設立初年度は、名古屋大学大学院、名古屋工業大学大学院の院生2名を第1期奨学生として採用し、給付型奨学金の支給を開始いたしました。
この奨学財団は、私が個人で設立したほんの小さな財団であり、私にできることは本当にささやかなものですが、当財団があってよかった、当財団の支援に救われた、学生にとってそんな支えとなる存在となれればうれしく思います。
こうした活動はライフワークのようなものですが、本年はなお一層本業たる弁護士業に邁進させていただく所存です。ここ3年ほどほとんど休止していた労働実務関係セミナーも再開させ、理論にとどまらない実際の現場で役立つ経験知をお伝えできればと思います。
最後になりますが、2023年が皆様にとって実り多き年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。